様式2-6 二次ポンプ入力シート¶
「様式2-6(空調)『二次ポンプ入力シート』」には、二次ポンプの仕様が記載されている空調設備図(機器表、系統図、平面図、自動制御図等)より、二次ポンプ群の構成、定格性能、制御方式等に関する情報を入力する。
二次ポンプ群とは、同じ空調機に冷水、温水、または冷温水を供給するポンプの集合体のことである。図2-6-1「二次ポンプ群の例」に示すように、ポンプ系統が複数に分かれており、それぞれの系統が同じ空調機に対して冷温水を供給する場合は、各々の系統を1つのポンプ群として定義する。
本シートは二次ポンプが設置される中央熱源方式の場合に作成し、個別分散方式や一次ポンプのみの中央熱源方式では作成は不要である。

図2-6-1 二次ポンプ群の例
二次ポンプ入力シートの様式¶
『様式2-6.(空調)二次ポンプ』入力シートを図2-6-2 に示す。

図2-6-2 『様式2-6.(空調)二次ポンプ』入力シート
二次ポンプ入力シートの入力項目と入力方法¶
『様式2-6.(空調)二次ポンプ』入力シートの入力項目と入力方法を次に示す。なお、各項目の前にある丸数字は、図2-6-2 の最上部にある丸数字と対応している。
① 二次ポンプ群名称¶
- 二次ポンプ群の名称を任意の文字列で入力する。エネルギー消費性能計算プログラム(非住宅版)では、この名称でポンプ群を識別しているため名称が重複しないように注意が必要である。
- 複数台のポンプで1つのポンプ群を形成する場合は、各ポンプの仕様を並べて記し、一番上に入力するポンプに「ポンプ群名称」を入力し、その他のポンプでは空欄とする。
② 台数制御の有無¶
- 同じポンプ群の中にポンプが2台以上あり、負荷流量または負荷熱量に応じて運転台数が自動で制御される場合は「有」を入力し、台数制御が行われない(複数台存在しても常に同時に運転される)場合は「無」を入力する。
③ 冷房時温度差・暖房時温度差¶
- 冷房時と暖房時の二次側空調系統への送水する冷温水の往き温度と還り温度との温度差(往還温度差の設計値)を数値で入力する。単位は℃である。
- 同じポンプ群の中に温度差が異なるポンプがある場合は、流量の最も大きいポンプの温度差を入力する。
④ 運転順位¶
- 複数の二次ポンプで二次ポンプ群を構成し、かつ台数制御がある場合、各ポンプの運転順位を入力する。運転順位は、「1番目」、「2番目」のように文字列で入力する。数字は半角で入力すること。
- 台数制御が行われない場合は、すべて「1番目」と入力する。
- ポンプ1台で群を構成する場合は「1番目」と入力する。
⑤ 台数¶
- 同一ポンプの台数を数値で入力する。
- ここで、入力された台数は「④運転順位」で入力した台数制御とは関係なく、必ず同時に運転されることに留意する。
⑥ 定格流量¶
- ポンプの1 台あたりの定格流量(設計流量)を数値で入力する。単位はm3/h台である。
- エネルギー消費性能計算プログラム(非住宅版)では、③温度差と⑥定格流量から各ポンプの最大供給熱量を算出し、各日の負荷を最大供給熱量で割ることによりポンプの負荷率を求めている。
⑦ 定格消費電力¶
- ポンプ1台あたりの定格消費電力を数値で入力する。単位はkWである。
- 「電動機出力」を消費電力とみなしてよい。
⑧ 流量制御方式¶
- 各ポンプの流量制御方式を表2-6-1「流量制御一覧」の選択肢から選択し、文字列で入力する。
表2-6-1 流量制御一覧
| 選択肢 | 適用 |
|---|---|
| 定流量制御 | 常に一定量を送水する方法 |
| 回転数制御 | インバータ等によりポンプの回転数を制御する方法 |
⑨ 変流量時最小流量比¶
- ⑧流量制御方式で「回転数制御」を選択した場合は、最小流量設定値を定格流量に対する比率(%)で入力する。(最小流量が定格流量の30%である場合は、「30」と入力する)
- 定流量で運転される場合は、空欄とする。
⑩ 備考(機器表の記号、系統名等)¶
- 入力時のメモ欄であり、計算には使用されないため、入力は任意である。
- 機器表の記号、系統名等を入力しておくことを推奨する。