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様式2-5 熱源入力シート

「様式2-5(空調)『熱源入力シート』」には、空調熱源システムの仕様が記載されている空調設備図(機器表、系統図、平面図、自動制御図等)より、熱源機器の仕様及び熱源制御方法(熱源機運転順序等)に関する情報を入力する。

ここで、熱源群とは、図2-5-1「熱源群の例」に示すように、中央熱源方式の空調システムについては一体として動く複数の熱源システム機器(熱源機、一次ポンプ、冷却塔、冷却水ポンプ等)であると定義し、個別分散方式の空調システムではパッケージ型空調機の室外機であると定義する。

図2-5-1 熱源群の例

図2-5-1 熱源群の例

熱源入力シートの様式

『様式2-5.熱源』入力シートの様式を図2-5-2 に示す。

図2-5-2 『様式2-5.(空調)熱源』入力シート

図2-5-2 『様式2-5.(空調)熱源』入力シート

(下へ続く)

(下へ続く)

熱源入力シートの入力項目と入力方法

様式2-5『熱源入力シート』の入力項目と入力方法を次に示す。なお、丸数字は、図2-5-2 の最上部にある丸数字と対応している。

① 熱源群名称

  • 熱源群の名称を任意の文字列で入力する。エネルギー消費性能計算プログラム(非住宅版)では、この名称で熱源群を識別しているため、名称が重複しないように注意が必要である。
  • 複数の熱源機で1つの熱源群を形成する場合は、各熱源機器の仕様を並べて記し、一番上に入力する熱源機に「熱源群名称」を入力し、その他の熱源機では空欄とする。

② 冷暖同時供給有無

  • 熱源群が冷熱と温熱を同時に供給する機能をもつシステム(4管式システム、冷暖同時運転システム等)であれば「有」を入力し、冷熱と温熱を切り替えて供給するシステム(2 管式システム、冷暖切替型システム等)であれば「無」を入力する。
  • 冷暖同時供給が「有」のシステムでは、冷房期の暖房負荷、暖房期の冷房負荷も熱源群によって処理されるとしてエネルギー消費量の計算を行う。「無」のシステムでは、冷房期の暖房負荷、暖房期の冷房負荷は熱源負荷として計上しない。

③ 台数制御有無

  • 同一熱源群の中に熱源機が2台以上あり負荷に応じて運転台数が自動で制御される場合は「有」を入力し、台数制御が行われない(複数台存在しても常に同時に運転される)場合は「無」を入力する。
  • 各機器の運転順位は「⑦運転順位」で入力する。
  • 「④蓄熱システム・運転モード」を「追掛」とした熱源群については、実際には台数制御がなかったとしても「③台数制御有無」は「有」と入力する。

④ 蓄熱システム・運転モード

  • 夜間に熱源機を運転して蓄熱(水蓄熱、氷蓄熱)を行うシステムの場合は、表2-5-1「蓄熱システムの運転モード」の選択肢から運転モードを選択し、文字列で入力する。この選択により、蓄熱槽効率が決定される。
  • 蓄熱システムがない場合は空欄とする。
  • 複数の熱源機で1つの熱源群を構成し、その中に蓄熱を行う熱源機が1 台でもあれば、当該熱源群は蓄熱システムであると考える。
  • 蓄熱槽が冷熱用と温熱用に分かれている場合は、熱源群自体を冷熱源群と温熱源群に分ける。
  • 蓄熱システムを有する場合は、運転モード「追掛」の熱源群の入力は必須とする。
表2-5-1 蓄熱システムの運転モード
選択肢 適用 蓄熱槽効率
水蓄熱(混合型) 連結完全混合型水蓄熱槽に蓄熱する運転モード※連結完全混合型水蓄熱槽とは、連結型蓄熱槽においてこれを構成する個々の単槽内の混合の様相が、完全混合と同様に見なせる連結型蓄熱槽全体をいう。(連結型蓄熱槽:単槽を連通管などで直列につないで蓄熱槽を構成する方式、またはその蓄熱槽全体をいう。) 0.8
水蓄熱(成層型) 温度成層型水蓄熱槽に蓄熱する運転モード※温度成層型水蓄熱槽とは、単独型蓄熱槽において、槽内水の温度の違いによる密度の差を利用し、槽内の上部に温度が高い(密度が小さい)水塊が、一方、槽内下部に温度の低い(密度の大きい)水塊が位置するような安定な状態にして、二つの水塊が極力混合しないようにしたまま、槽内の水の移動を静かに行わせるように意図した蓄熱槽をいう。 0.9
氷蓄熱 氷蓄熱ユニットに蓄熱する運転モード 1.0
追掛 昼間に蓄熱槽の冷熱や温熱のみでは不足する場合に、運転するモード -

⑤ 蓄熱システム・蓄熱容量

  • 蓄熱槽の蓄熱容量(熱量)を数値で入力する。単位はMJ である。
  • 蓄熱システムがない場合は空欄とする。
  • 蓄熱容量は、蓄熱槽の水容量(m3)×設計者が決定する蓄熱槽の利用温度差(K)×水の比熱で算出される値とする(蓄熱槽効率は加味する必要はない)。
  • エネルギー消費性能計算プログラム(非住宅版)では、熱損失量は1日あたり蓄熱容量の3%として計算を行っている。

⑥ 熱源機種

  • 表2-5-2「熱源機種一覧」から該当する熱源種類を選択肢から選び、文字列で入力する。
  • 熱源機種によって「冷熱のみ供給」、「温熱のみ供給」、「冷温熱供給可能」のいずれかが決まっているので、このルールに従い、シートを作成すること。
  • 「熱交換器」は蓄熱槽との熱交換を計算する際に使用することを想定している。
  • 「地中熱タイプ1〜5」の判断については、国立研究開発法人建築研究所のホームページで公開されている「地中熱ヒートポンプの評価方法(タイプの判別方法)」に従い判断する。
  • 「地中熱タイプA〜F」の判断については、国立研究開発法人建築研究所のホームページで公開されている「オープンループ型地中熱ヒートポンプシステムの熱源水温度・熱源水ポンプ群合計消費電力計算方法」に従い判断する。

⑦ 運転順位

  • 同一熱源群の中の熱源機の運転台数を自動制御する場合は、各熱源機の運転順位を入力する。運転順位は、「1番目」、「2番目」のように文字列で入力する。数字は半角で入力すること。
  • 台数制御が行われない場合は、すべて「1番目」と入力する。
  • 熱源機1台で熱源群を構成する場合は「1番目」と入力する。
  • 蓄熱システムの場合は、「蓄熱」運転モードと「追掛」運転モードのそれぞれで運転順位を入力する。
表2-5-2 熱源機種一覧
機種 燃料種類 冷房 暖房
ウォータチリングユニット(空冷式) 電力 〇 〇
ウォータチリングユニット(空冷式モジュール形) 電力 〇 〇
ウォータチリングユニット(空冷式氷蓄熱用) 電力 〇 〇
ウォータチリングユニット(空冷式モジュール形氷蓄熱用) 電力 〇 〇
ウォータチリングユニット(水冷式) 電力 〇 〇
ウォータチリングユニット(水冷式地中熱タイプ1) 電力 〇 〇
ウォータチリングユニット(水冷式地中熱タイプ2) 電力 〇 〇
ウォータチリングユニット(水冷式地中熱タイプ3) 電力 〇 〇
ウォータチリングユニット(水冷式地中熱タイプ4) 電力 〇 〇
ウォータチリングユニット(水冷式地中熱タイプ5) 電力 〇 〇
ウォータチリングユニット(水冷式地中熱タイプA) 電力 〇 〇
ウォータチリングユニット(水冷式地中熱タイプB) 電力 〇 〇
ウォータチリングユニット(水冷式地中熱タイプC) 電力 〇 〇
ウォータチリングユニット(水冷式地中熱タイプD) 電力 〇 〇
ウォータチリングユニット(水冷式地中熱タイプE) 電力 〇 〇
ウォータチリングユニット(水冷式地中熱タイプF) 電力 〇 〇
ターボ冷凍機 電力 〇
インバータターボ冷凍機 電力 〇
ブラインターボ冷凍機(蓄熱時) 電力 〇
ブラインターボ冷凍機(追掛時) 電力 〇
スクリュー冷凍機 電力 〇
スクリュー冷凍機(氷蓄熱用) 電力 〇
吸収式冷凍機(都市ガス) ガス 〇 〇
吸収式冷凍機(LPG) 液化石油ガス 〇 〇
吸収式冷凍機(重油) 重油 〇 〇
吸収式冷凍機(灯油) 灯油 〇 〇
吸収式冷凍機(蒸気) 蒸気 〇
吸収式冷凍機(温水) 温水 〇
吸収式冷凍機(冷却水変流量、都市ガス) ガス 〇 〇
吸収式冷凍機(冷却水変流量、LPG) 液化石油ガス 〇 〇
吸収式冷凍機(冷却水変流量、重油) 重油 〇 〇
吸収式冷凍機(冷却水変流量、灯油) 灯油 〇 〇
吸収式冷凍機(冷却水変流量、蒸気) 蒸気 〇
吸収式冷凍機(一重二重併用形、都市ガス) ガス 〇 〇
吸収式冷凍機(一重二重併用形、LPG) 液化石油ガス 〇 〇
吸収式冷凍機(一重二重併用形、蒸気) 蒸気 〇
吸収式冷凍機(一重二重併用形、冷却水変流量、都市ガス) ガス 〇 〇
吸収式冷凍機(一重二重併用形、冷却水変流量、LPG) 液化石油ガス 〇 〇
吸収式冷凍機(一重二重併用形、冷却水変流量、蒸気) 蒸気 〇
蒸気ボイラ(都市ガス) ガス 〇
蒸気ボイラ(LPG) 液化石油ガス 〇
蒸気ボイラ(重油) 重油 〇
蒸気ボイラ(灯油) 灯油 〇
貫流ボイラ(都市ガス) ガス 〇
貫流ボイラ(LPG) 液化石油ガス 〇
貫流ボイラ(重油) 重油 〇
貫流ボイラ(灯油) 灯油 〇
小型貫流ボイラ(都市ガス) ガス 〇
小型貫流ボイラ(LPG) 液化石油ガス 〇
小型貫流ボイラ(重油) 重油 〇
小型貫流ボイラ(灯油) 灯油 〇
温水ボイラ(都市ガス) ガス 〇
温水ボイラ(LPG) 液化石油ガス 〇
温水ボイラ(重油) 重油 〇
温水ボイラ(灯油) 灯油 〇
温水発生機(都市ガス) ガス 〇
温水発生機(LPG) 液化石油ガス 〇
温水発生機(重油) 重油 〇
温水発生機(灯油) 灯油 〇
パッケージエアコンディショナ(空冷式) 電力 〇 〇
パッケージエアコンディショナ(水冷式) 電力 〇 〇
パッケージエアコンディショナ(水冷式熱回収形) 電力 〇 〇
パッケージエアコンディショナ(水冷式地中熱タイプ1) 電力 〇 〇
パッケージエアコンディショナ(水冷式地中熱タイプ2) 電力 〇 〇
パッケージエアコンディショナ(水冷式地中熱タイプ3) 電力 〇 〇
パッケージエアコンディショナ(水冷式地中熱タイプ4) 電力 〇 〇
パッケージエアコンディショナ(水冷式地中熱タイプ5) 電力 〇 〇
パッケージエアコンディショナ(水冷式地中熱タイプA) 電力 〇 〇
パッケージエアコンディショナ(水冷式地中熱タイプB) 電力 〇 〇
パッケージエアコンディショナ(水冷式地中熱タイプC) 電力 〇 〇
パッケージエアコンディショナ(水冷式地中熱タイプD) 電力 〇 〇
パッケージエアコンディショナ(水冷式地中熱タイプE) 電力 〇 〇
パッケージエアコンディショナ(水冷式地中熱タイプF) 電力 〇 〇
ガスヒートポンプ冷暖房機(都市ガス) ガス 〇 〇
ガスヒートポンプ冷暖房機(LPG) 液化石油ガス 〇 〇
ガスヒートポンプ冷暖房機(消費電力自給装置付、都市ガス) ガス 〇 〇
ガスヒートポンプ冷暖房機(消費電力自給装置付、LPG) 液化石油ガス 〇 〇
ルームエアコンディショナ 電力 〇 〇
電気式ヒーター 電力 〇
電気蓄熱暖房器 電力 〇
FF 式ガス暖房機(都市ガス) ガス 〇
FF 式ガス暖房機(LPG) 液化石油ガス 〇
FF 式石油暖房機 灯油 〇
温風暖房機(都市ガス) ガス 〇
温風暖房機(LPG) 液化石油ガス 〇
温風暖房機(重油) 重油 〇
温風暖房機(灯油) 灯油 〇
地域熱供給(冷水) 冷水 〇
地域熱供給(温水) 温水 〇
地域熱供給(蒸気) 蒸気 〇
熱交換器 電力 〇 〇

⑧ 台数

  • 同一熱源機の台数を数値で入力する。
  • 入力された台数は「⑦運転順位」で入力した台数制御とは関係なく、必ず同時に運転されることに留意する。

⑨ 送水温度

  • 冷熱生成時と温熱生成時の冷温水やブライン等の熱源出口温度を数値で入力する。単位は℃である。

⑩ 定格冷却能力・定格加熱能力

  • 当該熱源機の1台あたりの定格冷却能力と定格加熱能力を数値で入力する。単位はkW/台である。
  • ここで入力する定格冷却能力・定格加熱能力とは、JIS等で規定された標準定格条件(冷温水温度、冷却水温度、流量等の条件)下での性能とする。
  • 調湿外気処理機については、当面の間、熱源機種「パッケージエアコンディショナ(空冷式)」を選択したうえで、建築研究所ホームページで公開されている「調湿外気処理機の性能試験方法及び表示方法」で規定された性能値を入力する。
  • 「ルームエアコンディショナ付き温水床暖房」については、当面の間、熱源機種には「ルームエアコンディショナ」を選択し、エアコン単独運転時の性能を入力することを基本とする。

⑪ 熱源主機定格消費エネルギー

  • 当該熱源機主機の定格消費エネルギーを数値で入力する。
  • 熱源機のエネルギー源が「電力」の場合は定格消費電力[kW/台]を、「ガス」及び「油」の場合は燃料消費量(一次エネルギー換算)[kW/台]を入力する。

灯油0.5L/hの場合、一次エネルギー換算係数を37000kJ/Lとして、0.5L/h×37000kJ/L÷3600=5.14kWとする。

重油0.5L/h の場合は、同様に0.5L/h×41000kJ/L÷3600=5.69kWとする。

  • ここで入力する定格消費エネルギーとは、JIS 等で規定された標準定格条件(冷温水温度、冷却水温度、流量等の条件)下での消費エネルギーとする。
  • 熱源主機の消費エネルギーは機器負荷率や外気温度によって変化するものとし、熱源の特性曲線を用いて各条件時の値が算出される。
  • 個別分散空調(パッケージエアコンディショナ、ガスヒートポンプ冷暖房機、ルームエアコンディショナ等)で、室外機のみ(または室内機のみ)に電源供給される機種については、様式2-5『熱源入力シート』の「⑪:熱源主機定格消費エネルギー」に室外機と室内機の合計消費電力を入力し、様式2-7(空調)『空調機入力シート』の「⑦⑧⑨⑩:送風機定格消費電力」には0を入力することを基本とする。

⑫ 熱源補機定格消費電力

  • 当該熱源機補機(熱源主機に付随する溶液ポンプ、冷媒ポンプ、給水ポンプ、真空ポンプやファン、ヒーター等のうち、その消費電力が主機の定格消費エネルギーに含まれないもの)の定格消費電力を数値で入力する。単位はkW/台である。
  • ここで入力する定格消費電力とは、JIS 等で規定された標準定格条件(冷温水温度、冷却水温度、流量等の条件)下での消費電力とする。
  • 熱源補機の消費電力は機器負荷率に比例して変化する(但し、機器負荷率が30%以下は一定)としている。
  • 「電動機出力」を消費電力とみなしてよい。
  • 一次ポンプや冷却塔は補機とはみなさず、⑬⑭⑮⑯にその仕様を入力すること。

⑬ 一次ポンプ定格消費電力

  • 各熱源機に接続される一次ポンプの定格消費電力を数値で入力する。単位はkW/台であり、熱源機1台あたりのkWを入力する。(分母の台数は一次ポンプではなく「⑧熱源機台数」であることに注意が必要である)。
  • 「電動機出力」を消費電力とみなしてよい。
  • 一次ポンプと二次ポンプが兼用されるシステムについては、一次ポンプとしてこの欄に入力する。
  • 一次ポンプの変流量制御については、省エネルギー基準ではその効果をエネルギー削減評価することができない。一次ポンプはすべて「定流量」として計算される。
  • 熱源機種が「ウォータチリングユニット(水冷式地中熱タイプ1~5)」または「パッケージエアコンディショナ(水冷式地中熱タイプ1~5)」であり、地中熱交換器と熱源機の間に熱源水の循環を目的とする独立したポンプをもつ空調系統については、当該ポンプの定格消費電力(単位はkW/台。ポンプが複数ある場合はその合計値)を加算してこの欄に入力する。
  • 熱源機種が「ウォータチリングユニット(水冷式地中熱タイプA~F)」または「パッケージエアコンディショナ(水冷式地中熱タイプA~F)」であり、揚水井と熱源機の間に熱源水の循環を目的とする独立した1 台ないし複数台のポンプをもつ空調系統については、国立研究開発法人建築研究所のホームページで公開されている「オープンループ型地中熱ヒートポンプシステムの熱源水温度・熱源水ポンプ群合計消費電力計算方法」に従って計算した「熱源水ポンプ群合計消費電力」をこの欄に入力する。

⑭ 冷却塔定格冷却能力

  • 熱源機1台あたりの冷却塔冷却能力を数値で入力する。単位はkW/台である。
  • 冷却塔が設置されない場合は、空欄とする。
  • 1台の冷却塔に複数の熱源機器が接続されている場合は、その冷却塔の定格冷却能力を各熱源機器の能力で按分した値を入力する。

⑮⑯ 冷却塔ファン消費電力・冷却塔ポンプ消費電力

  • 熱源機1台あたりの冷却塔ファンおよび冷却塔ポンプの消費電力を入力する。単位はkW/台である。
  • 「電動機出力」を消費電力とみなしてよい。
  • 冷却塔が設置されない場合は、空欄とする。

⑰ 備考(機器表の記号、系統名等)

  • 入力時のメモ欄であり、計算には使用されないため、入力は任意である。
  • 機器表の記号、系統名等を入力しておくことを推奨する。
表2-5-3 熱源機種の選択肢とその定義

表2-5-4 定格能力、定格消費電力、定格燃料消費量の定義
熱源機種 項目 定義
ウォータチリングユニット(空冷式)、ウォータチリングユニット(空冷式モジュール形)、ウォータチリングユニット(水冷式) 、ウォータチリングユニット(水冷式地中熱) 定格能力冷房 ・ JIS B 8613 で規定された「定格冷却能力」
・ JRA 4066 で規定された「定格冷却能力」
暖房 ・ JIS B 8613 で規定された「定格ヒートポンプ加熱能力」
・ JRA 4066 で規定された「定格ヒートポンプ加熱能力」
定格消費電力冷房 ・ JIS B 8613 で規定された「定格冷却消費電力」
・ JRA 4066 で規定された「定格冷却消費電力」
暖房 ・ JIS B 8613 で規定された「定格ヒートポンプ加熱消費電力」
・ JRA 4066 で規定された「定格ヒートポンプ加熱消費電力」
定格燃料消費量 0とする。
ターボ冷凍機、インバータターボ冷凍機、ブラインターボ冷凍機 定格能力冷房 ・ JIS B 8621 で規定された「定格冷凍能力(標準定格)」
定格消費電力冷房 ・ JIS B 8621 で規定された「定格冷凍所要入力(標準定格)」
定格燃料消費量 0とする。
スクリュー冷凍機、スクリュー冷凍機 (氷蓄熱用) 定格能力冷房 ・ JRA 4037 で規定された「定格冷凍能力」
定格消費電力冷房 ・ JRA 4037 で規定された「圧縮機定格冷凍入力」
定格燃料消費量 0とする。
吸収式冷凍機、吸収式冷凍機(冷却水変流量)、吸収式冷凍機 (一重二重併用形) 定格能力冷房 ・ JIS B 8622 で規定された「定格冷凍能力(標準定格)」
暖房 ・ JIS B 8622 で規定された「定格加熱能力(標準定格)」
定格消費電力冷房 ・ JIS B 8622 で規定された「消費電力(標準定格)」
暖房 ・ JIS B 8622 で規定された「消費電力(標準定格)」
定格燃料消費量冷房 ・ JIS B 8622 で規定された「加熱源消費熱量(標準定格)」
暖房 ・ JIS B 8622 で規定された「加熱源消費熱量(標準定格)」
蒸気ボイラ、貫流ボイラ、小型貫流ボイラ、温水ボイラ 定格能力 暖房 ・ 【蒸気ボイラ】蒸気ボイラ性能表示ガイドラインで規定された「熱出力(表示)」
・ 【貫流ボイラ】貫流ボイラ性能表示ガイドラインで規定された「熱出力(表示)」
・ 【小型貫流ボイラ】小型貫流ボイラー性能表示ガイドラインで規定された「熱出力(表示)」
・ 【温水ボイラ】
・ JIS S 2112 で規定された「熱出力」
・ JIS S 3021 で規定された「暖房出力」
・ 温水発生機・温水ボイラ性能表示ガイドラインで規定された「熱出力」
定格消費電力 暖房 ・ 【蒸気ボイラ】蒸気ボイラ性能表示ガイドラインで規定された「設備電力(表示)」
・ 【貫流ボイラ】貫流ボイラ性能表示ガイドラインで規定された「設備電力(表示)」
・ 【小型貫流ボイラ】小型貫流ボイラー性能表示ガイドラインで規定された「設備電力(表示)」
・ 【温水ボイラ】
・ JIS S 2112 で規定された「定格消費電力」
・ JIS S 3021 で規定された「定格消費電力」
・ 温水発生機・温水ボイラ性能表示ガイドラインで規定された「定格消費電力」
定格燃料消費量 暖房 ・ 【蒸気ボイラ】蒸気ボイラ性能表示ガイドラインで規定された「燃料消費量(表示)[kW]」
・ 【貫流ボイラ】貫流ボイラ性能表示ガイドラインで規定された「燃料消費量(表示)[kW]」
・ 【小型貫流ボイラ】小型貫流ボイラー性能表示ガイドラインで規定された「燃料消費量(表示)[kW]」
・ 【温水ボイラ】
・ JIS S 2112 で規定された「ガス消費量」
・ JIS S 3021 で規定された「燃料消費量」を低位発熱量基準に換算した値(※)
・ 温水発生機・温水ボイラ性能表示ガイドラインで規定された「定格燃料消費量」
温水発生機 定格能力 暖房 ・ 温水発生機・温水ボイラ性能表示ガイドラインで規定された「熱出力」
定格消費電力 暖房 ・ 温水発生機・温水ボイラ性能表示ガイドラインで規定された「定格消費電力」
定格燃料消費量 暖房 ・ 温水発生機・温水ボイラ性能表示ガイドラインで規定された「定格燃料消費量」
パッケージエアコンディショナ(空冷式)、パッケージエアコンディショナ(水冷式)、パッケージエアコンディショナ(水冷式熱回収形)、パッケージエアコンディショナ(水冷式地中熱) 定格能力 冷房 ・ JIS B 8616 で規定された「定格冷房標準能力」
・ JRA 4002 で規定された「定格冷房標準能力」
・ JRA 4053 で規定された「定格蓄熱非利用冷房能力」
・ JRA 4069 で規定された「定格冷房標準能力」(※1)
暖房 ・ JIS B 8616 で規定された「定格暖房標準能力」
・ JRA 4002 で規定された「定格暖房標準能力」
・ JRA 4053 で規定された「定格蓄熱非利用暖房標準能力」
・ JRA 4069 で規定された「定格暖房標準能力」(※1)
定格消費電力 冷房 ・ JIS B 8616 で規定された「定格冷房標準消費電力」
・ JRA 4002 で規定された「定格冷房標準消費電力」
・ JRA 4053 で規定された「定格蓄熱非利用冷房消費電力」
・ JRA 4069 で規定された「定格冷房標準消費電力」(※1)
暖房 ・ JIS B 8616 で規定された「定格暖房標準消費電力」
・ JRA 4002 で規定された「定格暖房標準消費電力」
・ JRA 4053 で規定された「定格蓄熱非利用暖房標準消費電力」
・ JRA 4069 で規定された「定格暖房標準消費電力」(※1)
定格燃料消費量 0とする
ガスヒートポンプ冷暖房機、ガスヒートポンプ冷暖房機(消費電力自給装置付) 定格能力 冷房 ・ JIS B 8627 で規定された「定格冷房標準能力」
・ JRA4058 で規定された「定格冷房標準能力」
・ JRA4069 で規定された「定格冷房標準能力」(※1)
・ JRA4069 で規定された「定格冷却能力」(※2)※「ガスヒートポンプ冷暖房機(消費電力自給装置付)」については、発電時の性能を入力する。
暖房 ・ JIS B 8627 で規定された「定格暖房標準能力」
・ JRA4058 で規定された「定格暖房標準能力」
・ JRA4069 で規定された「定格暖房標準能力」(※1)
・ JRA4069 で規定された「定格加熱能力」(※2)※「ガスヒートポンプ冷暖房機(消費電力自給装置付)」については、発電時の性能を入力する。
定格消費電力 冷房 ・ JIS B 8627 で規定された「定格冷房標準消費電力」
・ JRA4058 で規定された「定格冷房標準消費電力(非発電時)」。
・ JRA4069 で規定された「定格冷房標準消費電力」(※1)
・ JRA4069 で規定された「定格冷房消費電力」(※2)※「ガスヒートポンプ冷暖房機(消費電力自給装置付)」については、発電時の性能を入力する。
暖房 ・ JIS B 8627 で規定された「定格暖房標準消費電力」
・ JRA4058 で規定された「定格暖房標準消費電力(非発電時)」。
・ JRA4069 で規定された「定格暖房標準消費電力」(※1)
・ JRA4069 で規定された「定格加熱消費電力」(※2)※「ガスヒートポンプ冷暖房機(消費電力自給装置付)」については、発電時の性能を入力する。
定格燃料消費量 冷房 ・ JIS B 8627 で規定された「定格冷房標準ガス消費量」
・ JRA4058 で規定された「定格冷房標準ガス消費量(非発電時)」。
・ JRA4069 で規定された「定格冷房標準ガス消費量」(※1)
・ JRA4069 で規定された「定格冷却ガス消費量」(※2)※「ガスヒートポンプ冷暖房機(消費電力自給装置付)」については、発電時の性能を入力する。
暖房 ・ JIS B 8627 で規定された「定格暖房標準ガス消費量」
・ JRA4058 で規定された「定格暖房標準ガス消費量(非発電時)」。
・ JRA4069 で規定された「定格暖房標準ガス消費量」(※1)
・ JRA4069 で規定された「定格加熱ガス消費量」(※2)※「ガスヒートポンプ冷暖房機(消費電力自給装置付)」については、発電時の性能を入力する。
ルームエアコンディショナ 定格能力 冷房 ・ JIS C 9612 で規定された「定格冷房能力」
暖房 ・ JIS C 9612 で規定された「定格暖房標準能力」
定格消費電力 冷房 ・ JIS C 9612 で規定された「定格冷房消費電力」
暖房 ・ JIS C 9612 で規定された「定格暖房標準消費電力」
定格燃料消費量 0とする
電気式ヒーター、電気蓄熱暖房器 定格能力 暖房 ・ 電気ヒーター等の電気容量
定格消費電力 暖房 ・ 電気ヒーター等の定格消費電力
定格燃料消費量 0とする
FF 式ガス暖房機、 FF 式石油暖房機、温風暖房機 定格能力 暖房 ・ JIS A 4003 で規定された「定格暖房能力」
・ JIS S 2031 で規定された「定格暖房出力」
・ JIS S 2122 で規定された「表示ガス消費量」に「熱効率」を乗じ 100 を除した値(JISS2122 表3)
・ HA-013 で規定された「暖房能力」
定格消費電力 暖房 ・ JIS A 4003 で規定された「定格消費電力」
・ JIS S 2031 で規定された「定格消費電力」
・ JIS S 2122 で規定された「定格消費電力」
・ HA-013 で規定された「定格消費電力」
定格燃料消費量 暖房 ・ JIS A 4003 で規定された「定格燃料消費量」
・ JIS S 2031 で規定された「(最大)燃料消費量」
・ JIS S 2122 で規定された「表示ガス消費量」
・ HA-013 で規定された「燃料消費量」
地域熱供給(冷水) 地域熱供給(温水) 地域熱供給(蒸気) 定格能力 ・ 設計図書に記載されている熱供給量。
定格消費電力 ・ 0 とする。
定格燃料消費量 ・ 定格能力に「他人から供給された熱の一次エネルギー換算値」を掛けた値。(Chapter 1 の 3.「他人から供給された熱」の一次エネルギー換算係数を参照)